やはり体感

24時間換気義務化と家の性能を表す数値に、相当隙間面積C値という住宅評価値に矛盾を感じていました。

C値とは、建物隙間を数値で表したと考えて頂ければと思います。断熱がよくても、このC値が大きいと、エネルギーが漏れている計算になります。しかし24時間換気システムが動いている住宅は、外部から給気して室内の汚染空気を排気していますので、C値を気にしない大手ハウスビルダーが多いのも頷けます。

省エネ住宅は断熱数値がいいことを謳っていますが、数値が良くても住んでみて快適でない住宅もたくさんあることは事実です。家づくりの原理原則を考えると機械に極力頼らない、体感が快適でシンプル工法も選択肢にあってもいいと思います。

ハウスメーカーC値参照値

1位 一条工務店 0.71
2位 スウェーデンハウス 0.73
3位 グランツーユー 0.99
4位 東急ホームズ 2.0
4位 セキスイハイム 2.0
5位 トヨタホーム 2.7
6位 エスバイエル 3.7
7位 三菱地所ホーム 5.0ぐらい
住友不動産 5.0ぐらい
ミサワホーム 5.0ぐらい
住友林業 5.0ぐらい
ダイワハウス 5.0ぐらい
積水ハウス 5.0ぐらい
旭化成へーベルハウス 5.0ぐらい
パナホーム 5.0ぐらい
三井ホーム 5.0ぐらい

そろそろ春です。

今年の冬は短ったように感じます。

一昨年の新潟市が記録的な大雪だったこともあり、今年の積雪のない現場はとても仕事がスムーズに進んでおります。

最近も春近しの陽気に恵まれ、これからはより外の仕事がしやすくなります。残っている土間コンクリート工事も段取り中です。

3月からは新築2棟着工します。

私たちを家づくりパートナーにご指名頂いたことに心から感謝いたします。真面目に真摯に本物の無垢材の家である真の健康住宅をお届けします。

忙しい時期ではありますが、新しい出会いにワクワクしております。

桜の開花予想も早くなりそうです。

今年は例年以上に活気に満ち溢れています。

まずは一棟一棟、お客さまの夢のマイホームを心を込めて作らせていただきます!

無垢材の力

千癒の家は100%自然素材の家です。

床、壁、天井、梁、扉、建具、押し入れクローゼットの中なども

全て無垢材で仕上げます。

パインと杉、漆喰、桐などを標準仕様として適材適所に使っていますが、今後も家具の無垢材ラインナップが増えてきます。

堅い材質の無垢、柔らかい材質の無垢があります。堅い無垢は傷はつきにくいですが、足が冷たく疲れやすい。逆に柔らかい無垢は暖かいが簡単に傷が付いてしまうなどの特徴があります。

特に小さなお子様のいるご家庭は、無垢材の床のキズはしかたがありません。自然素材の家ですので、あまり神経質になってはいけません。

住んでいるお客さまのご自宅の床には生活感のある傷がついています。その傷もその時の思い出となり、味わいが出てくる材料は無垢材だけなのです。しかし、決して汚い感じはせず、いい感じだと私は思います。

どんな感じかを目で見て確認したい方はご連絡でください。

自然素材の家に住むということは、無垢材と共に暮らすということになるのです。

冷暖房の空調計画

住宅の断熱性、気密性が良くなることと平行にどんな冷暖房器具を選択しどんな空調計画をするのかが重要になってきています。

エアコン1台で暖房費が月数千円で抑えられる全館空調の住宅は、巷のトレンドで、もう近い将来は当たり前になってくると思います。

私たちの基本思想は、機械に極力頼らない家づくりですが、イニシャルコストがかからず、よりローエネルギーで全館空調ができるラインナップを専門家から教えて頂き考えています。シンプルなエアコンに天井ダクトを繋ぎ吹き出し口8ヶ所を設けることや、ファンで暖気を送風するタイプなどお客さまの暮らしと考え方に添った空調計画をご提案させていただいてます。

ZEHなどの高性能機械を盛り込んだ最新省エネ住宅も24時間機械を使って建物を維持しますので、機械の耐久時間が過ぎると壊れて取り換えるリクスは必ずあります。その時の取替修繕費用は、システムが関係してくるので、いくらかかるかは?は未知数です。ここが不安な面でもあります。

最終的に行き着くところは、躯体性能を高めたシンプルな機械空調計画となります。どんなに性能の良い機械も製品寿命は10年ということは頭の片隅に置いておいたほうがいいですね。

 

 

高断熱は健康寿命の秘訣

海外では住宅に温熱基準があります。アメリカや欧州などの先進国だけでなく、中国や韓国にもあります。日本にも基準はありますが、罰則規定ではないので、極端な話、断熱材が入ってない家を作って販売しても問題ないことになります。

イギリス(英国)基準をみてみましょう。英国は条例で16℃以下になる室内温度になる建物は解体命令がでるところもあります。


『HHSRS』(英国保健省)の寒さに関する評価によると、人が健康でいられる温度は21℃前後、16℃以下になると深刻な健康リスクが高まるとされています。寒さは健康の大敵なのです。また、部屋ごとの温度差も血圧変動に大きな影響を与えます。断熱性能の高い家は、暖かいだけでなく、各部屋での温度差が少ないことが特徴です。暖かい住まいで活動的に過ごし、健康な毎日をおくりましょう。

英国の冬季室内温度指針

英国では、寒さによる健康リスクがまとめられており(英国保険省年次報告書2010.3)、住宅の最低室温に関する基準があります。基準を満たさない賃貸住宅(=寒い家・健康性の劣る家)の大家さんに対しては、改修・閉鎖・解体命令などが下されます(英国住宅法2006年改正)

※2015年10月の改定で21℃の記載がなくなり、全室18℃が最低推奨温度に改定された

英国保険省イングランド公衆衛生庁「イングランド防寒計画(Cold Weather Plan for England)2015.10」

暮らしの見学会

冬真っ只中です(笑)しかし、冬は私たちの住宅には大きなアドバンテージをもたらしてくれます。

さすがにストーブも無しで部屋がポカポカとはいきませんが、躯体性能が高断熱高気密ですので、暖かさが持続する保温力が強いです。

しかも冬場の光熱費も家計にやさしいと聞きます。

その生活を見て頂く、冬場の人気イベント「お客様のご自宅を体感する」があります。どんなに暖かく快適に過ごしているか、その目でその耳で是非、確かめてみていただきたいと思います。

近々アップしますので、お楽しみに!

ライフプランニング(家計の設計図)

今年に入り、ご近所でも解体現場や新築、リフォーム工事などたくさん見かけるようになりました。これが消費増税前の駆け込み需要なんでしょうか。。。(汗)

マイホームをご検討されているご家族がまず考えなくてはいけないことは、お金のことです。

私たちは家計の設計図=ライフプランニングをおすすめしています。

平たく言うと、マイホームにどれだけのお金を使っても、これから月々の支払いがあったとしても日々の生活が心配ないかというお金の道しるべです。

このライフプラニングは、生涯で得る収入と支出を専門家と一緒に相談し無理のない計画を考えます。特に土地から購入し、長期に住宅ローンを借り入れする方は金額も高額になりますので、損得の面からみても重要だと思っています。

先日もお客さんとみっちり打合わさせていただきました。始めは不安だったお客さんも、帰る頃には「自分たちも、新築を建ててもいいことがわかりました。ありがとうございました。」と笑顔で帰って行かれました。

全てお客さんにライフプランは必要とは思っていませんが、マイホームを購入したばっかりに、生活が厳しくなった。なんてことがないようにシュミレーションを繰り返します。たしかに、細かな確認作業で煩わしさもありますが、やった人とやらなかった人では、人生の地図があるか、ないか、ぐらいの大きな違いになります。

このライフプランニングでご自分の現在の状況と将来像をイメージしてからでも遅くないはずです。

次世代住宅ポイントと贈与税非課税枠

前回に続き、消費税率の引き上げに伴う恩恵がまだあります。

「次世代住宅ポイント制度住宅」という住宅所得者への補助金と「贈与税非課税枠が最大3000万円」という非課税枠の拡大です。

今年の10月から消費税増税に伴う対策で名前こそ違いますが、一昔には「住宅エコポイント」「省エネ住宅ポイント」という名前で呼ばれていた補助金制度に似た補助金が復活になりました。

どんな補助金と気になるところですが、「エコポイント同様」様々な商品等と交換できるポイント還元型です。新築の場合は、最大35万ポイント、リフォームの場合は、最大60万ポイント。

この補助金制度は新築、中古住宅やリフォームもOKということで恩恵を受ける方が多くなりそうですね。制度の詳細は、国交省のHPで確認できます。

そして「贈与税非課税枠が最大3000万円」はご両親からの援助がある方には朗報です。

今年の2019年4月から2020年3月末までに契約を締結した方で、 現行は最大1200万円の贈与税非課税枠が2.5倍である最大3000万円に拡大になります。国税庁のHPで詳しく乗っています。

5%から8%の消費税率が引き上げ時と違い、今回は住宅所得者にとっては、やはり「かけこみ購入」は不要と考えてもよさそうですね。

住宅ローン減税とすまい給付金

消費税率が引き上げに伴い、「住宅ローン減税」の拡充と「すまい給付金」という住宅所得者への補助金がみえてきました。

まず今年の10月から消費税増税に伴う対策の、住宅ローン減税が受けられる期間が現行の10年から13年になる方向です。

住宅ローン減税(控除)という、多額の借金を背負ったご家族は、大変なので支払っている税金の一部を戻してもらえる制度です。以前は10年間の控除期間であり、1年間で40万円を取り返せる権利がありました。それに3年間が追加になり、8%から10%にあがった建物価格の2%分を3年かけて所得税などから差し引く仕組みも導入するそうです。10年目で繰上げ返済でなく、控除最終年の13年目の繰上げ返済へ以降組が増えると考えます。

またもう一つの「すまい給付金」は世帯年収に応じて、最大50万円が支給される補助金になります。個々をご家庭で計算することをお薦めします。

ちなみに、土地取得には消費税はかかりませんし、個人から購入する中古住宅も消費税はかかりません。

5%から8%の消費税率が引き上げ時と違い、今回は住宅所得者にとっては「かけこみ購入」は不要と言えますね。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

多くのご縁ある皆さまが幸せになるために、そして素晴らしい出会いがある一年でありますように。。。

いい家を造るという、時代の方向は、はっきり見えています。

少子化で未婚率もあがり、結婚して家族と共に家を買うということが常識で無くなりました。

しかし、マイホームを求めるご家族のためにも、必要とされる建築屋として地元で存在意義を発揮してきたいです。

新しい常識が生まれてきてます。その新しい価値感に対応できる会社としての柔軟性を持ち続けていたいと思います。

また1年がはじまります。
今年もよろしくお願いします。