住宅着工数

昨今の住宅業界の勉強会に参加すると、これからも新築着工数が減ってくるので、地域密着の工務店がどういう経営をするべきか?などの問題提起的な内容が本当に多くなってきました。

2020年で76万戸、2025年で64万戸、2030年で54万戸という予想値は、新築全盛期45年前1973年の75%以上ものダウン戸数になります。

国も新築より中古住宅、空き家への補助金が多くなってきているのは明らかで、今年の4月からは中古住宅のインスペクションも義務化になり、「良質な中古住宅の認定制度」も始まります。

しかし、不動産業者とも話をしますが、既存の中古住宅を良質な物件にするためには、リフォームをしなくてはならなく、中古住宅の魅力である安価がさほどではなくなるとも聞いています。

新築住宅、中古住宅でどんな住宅を提供できるか?そこは各会社のカラーが鮮明にわかる時代になってきます。私たちは、住んでからの快適さが持続する家を今後も提供していきたいと思います。

C値

先日、C値の測定を行いました。

C値とは、住宅の「延床面積」に対する

「隙間面積」の割合を示す数値で、

床面積1m2当たりどれ位の隙間(何cm2)が有るかを表した数値です。

C値はどのように測定するのかというと

延床面積は図面でわかりますが、隙間面積はわかりませんので隙間面積を専用の測定装置を使って測定します。

気密測定用の大きなファン(送風機)が住宅内の空気を外に強制的に排気します。

この時に生じる気圧差と風量によって隙間面積を測定します。

その結果を元にC値が求められます。

この値がゼロに近いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。

 

 

 

 

 

思い出を受け継ぐ

この度建築中のお宅ではお庭に植えてあった息子さんの誕生の記念樹を

乾燥させ加工し新しくなる家の一部に使用させていただきました。

またリノベーションのお宅でも今までのお宅に使われていた造作材の一部を

違った形で新しい家に使用させていただきました。

家が新しくなるとは言っても今まで住み慣れた家を離れるのは

みなさんさみしいものです。

私たちはできるだけその家族の思い出、歴史を取り入れたいと思っています。

自由設計、身近な設計士だから相談でき実現できるのだと思います。

新しいお宅に家族の思い出を受け継いでいきませんか?

補助金

家づくりには多くのお金が必要です。

人それぞれの予算の中から建物にかかるお金、

その他経費に掛かるお金、

家具や家電、雑貨など生活を始めるために必要なお金

などを割り振っていかなければいけません。

もう少し予算があればあのオプションつけれたのに・・・

あのかわいい家具が買えたのに・・・

など予算と希望のせめぎ合いは常につきものです。

そんな時現在実施されている補助金制度を今一度確認してみてください。

多い時にはオプションや家具も楽々つけられたりするくらいの

補助金ももらえたりします。

現在新潟市で実施されている補助金はこちら

 

セルロースファイバー

先週の大雪の影響で遅れていた中央区水道町のセルロースファイバー吹きが

本日完了しました。

千癒の家で使用しているセルロースファイバーは、100%大豆インクで

アメリカの新聞紙の古紙で作られた断熱材で断熱性能がグラスウールに

比べて約4割も優れた断熱材です。

断熱性能もさることながら、優れた防音性を備えております。

施工時には1㎡に対して約55kgを隙間なく吹き込むことで、

高い防音効果も発揮します。

そのセルロースファイバーを内断熱として千癒の家では、

隙間なく吹き込んでいます。

千癒の家で使用する、セルロースファイバーを含む断熱材についての

特徴は【素材と性能】ページにてご確認ください。

 

 

構造見学会in水道町

今週末の1/21(日)は中央区水道町で構造見学会を行います。

久しぶりの現場見学会になりますので、少し楽しみでもあります。

構造見学会の趣旨は仕上ると隠れてしまう天井裏、壁内、床下等の住宅の中でも重要な部位などを確認して頂くことであります。

また耐震構造や雪国新潟にフィットした断熱仕様も見ていただけます。

何故、この様な仕様でつくることが住まい手にとっていいことなのか?

その内容を実際のモノを見ながら説明させて頂きます!

是非、千癒の家の構造見学会にお越しください。

スタッフ一同お待ちしております!

排水機能

千癒の家では排水機能が付いたタイベックを使用しています。

タイベックとは、ポリエチレンの極細長繊維をランダムに積層し、熱と圧力だけで結合させたシート(不織布)です。

優れた透湿・防水性能を有したシートになります。

それにシワ加工を施し、排水機能を加えたタイベックを

モイス(耐力面材)の上にはっていきます。

その上に外断熱材をはっていきますので、もし断熱材のジョイントから雨水が侵入した場合、シワ伝って排水されていくことになります。

施工中の雨水の心配はなくなる訳です。

 

 

 

 

 

先人の知恵

昔の家には空調設備なんてものはなく

自然の力を最大限に利用して快適に暮らしていたんです。

いわば自然の空調設備を家自体に作り出して生活していました。

現代でも空調設備は発達していますが

できればあまり電気もお金もかけずに自然の力で暮らしたいものです。

ではどうやって日差しをコントロールするのか?

いくつか方法はありますが一番簡単に今から始められる方法には

すだれやよしずがあります。

窓にぶら下げたり立てかけたりするだけで夏の暑い日差しを和らげ

木陰のような柔らかい日差しを室内に落としてくれます。

ホームセンターでも数百円から販売していて

取り付けるだけで何千円もの冷房代を削減してくれるのでやらない手はないです。

これから建築を検討されている方は南側の庇や外付けシェードも効果的です。

庇は太陽高度の関係で夏の高い日差しを遮り

冬の低い日差しは室内に取り込んでくれます。

最近はガラスの種類によっても快適性が変ってきます。

詳しくは田中までお問い合わせ頂ければと思います

ありがとう!ようへい君

先日は今年最後の上棟式を中央区水道町で行いました。

Y様及びご家族の皆様おめでとうございました。

建舞から天気も崩れがちでしたが、しっかり準備は整えることができました。上棟式はこの新居に住まれるご家族の幸せと繁栄、そして工事が安全に無事終わることをお祈りする儀式です。

建物の四隅を清め、棟飾りと三種の神器を祀り、祝詞を謳わせていただきました。これから完成まで、一生懸命頑張ります。

またお子さまから可愛いプレンゼントを頂きました!おじさんはとても嬉しかったよ。ありがとうようへい君( ´艸`)

 

 

伝統工法

住宅寿命は日本は約30年、イギリスは100年、アメリカは80年

と言われます。

1945年(昭和25年)に建築基準法が制定されて、従来の「伝統

工法」から「在来工法」に変わりました。

現在の建築基準法は、その在来工法が基盤になっています。

約1300年続いた日本の住文化である伝統工法が変わり、在来工法

の法律で70年弱と言うことになります。

私は伝統工法という先人の知恵が詰まった日本の文化、古き良きもの

は安全と安心を確保して残し活用すべきだと考えています。

蔵という建物は、機械を頼らず、夏涼しく、冬暖かい先人の知恵の

代表的な建物でした。

近代日本は、新しい機能性に高いものが良い考え方に押されていま

す。その結果、実際に日本の住宅の建築寿命は世界に比較しても極端

に短命になっている事実があります。