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笑顔が増える整理収納のおはなし

片づけの「コミュニケーション術」

2021年1月27日( 水)

今日は長岡商工会議所さん主催の業務効率化のZoomセミナーで

講師を務めさせていただきました。

会社で整理収納を進めるポイントなどをお話したのですが、

実は!「やり方」と同じくらい「コミュニケーション」も大事です。

それは会社でも家でも同じです。

言い方ひとつで「片づけなんてやりたくない!」となる場合もあれば

自然と片づけに取り組んでもらえるようにもなります。

 

 

たとえば、「ボックスに収納をしてほしい」とします。

そんなときはボックス1つ渡して

「これで片づけてね」とお願いするのではなく、

まずボックスを2つ準備します。

そのボックスを見せて

「AのボックスとBのボックスだったら、どっちがより片づけやすそうかな?」

と家族に尋ね、ボックスを選んでもらうのです。

この方がずっと「ボックスに収納をしてほしい」が叶いやすくなります。

 

 

モノだけでなく、時間の選択にも使えます。

子供に片づけをしてほしい場合は

「Aのタイミング(時間)とBのタイミング(時間)なら、

どっちがよりお片づけしやすそうかな?」

と子供に尋ねて決めてもらいます。

もしも決めたタイミングでやらなかったら

「さっき決めたからさ、今できるかな?」と投げかけます。

もしそれでもやらない場合は

「いつだったらできそう?」と、やはり子供に決めてもらいます。

 

 

「自分が決める」ことで、片づけはより進みやすくなります。

 

 

コミュニケーションの取り方ひとつで、

片づけに関する余計なイライラをお互いに感じなくて済みます。

 

 

毎日関わる片づけだからこそ

少ない労力で進めたいですよね。

 

※AもBもどちらを選ばれても自分が困らないようなものを準備しておくのもポイントです!

 

 

Profile
収納アドバイザー
横山 恵美
(よこやま えみ)
Message

住環境は思考、行動の基盤となり、健やかに暮らすための重要な鍵だと思っております。住宅が建てて終わりでなく、掃除や点検が必要なように、整理収納も【一度整えて終わり】ではなく、ライフステージが変わり、価値観が変われば、合う収納も変わっていきます。【生きている限り付き合うもの】です。家事をラクにして、自由な時間を増やす。家族一人一人が自分のことは自分でできるようになる。そんな環境を整えることで自分と家族の笑顔が増え、心身ともに健やかに過ごせるのではないかと思っています。住んでいる実感と、整理収納からみなさまのおうちづくりをサポートします。