住宅寿命は日本は約30年、イギリスは100年、アメリカは80年
と言われます。
1945年(昭和25年)に建築基準法が制定されて、従来の「伝統
工法」から「在来工法」に変わりました。
現在の建築基準法は、その在来工法が基盤になっています。
約1300年続いた日本の住文化である伝統工法が変わり、在来工法
の法律で70年弱と言うことになります。
私は伝統工法という先人の知恵が詰まった日本の文化、古き良きもの
は安全と安心を確保して残し活用すべきだと考えています。
蔵という建物は、機械を頼らず、夏涼しく、冬暖かい先人の知恵の
代表的な建物でした。
近代日本は、新しい機能性に高いものが良い考え方に押されていま
す。その結果、実際に日本の住宅の建築寿命は世界に比較しても極端
に短命になっている事実があります。










