免疫力

今、魔法瓶のように気密性の高い住宅が推奨されています。

 

空気清浄機が使われ、24時間換気することが義務になっています。

 

そこでは、人体に有益な細菌までが死んでしまいます。

 

現在の住宅は、化学物質を用いた新建材や石油化学製品で造られています。

 

殺菌剤、消臭剤などの薬品を用いることも一般的です。

 

それでは、家の中の細菌が皆殺しにされてしまいます。

 

抗菌仕様の建材で内装したり、抗菌スプレーなどを用いることもあります。

 

清潔すぎる住宅内では細菌が棲めないのです。

 

人は、生まれた時から、無数の細菌と接することで、免疫力を身に付けていきます。

 

赤ちゃんが何でも口に入れる行為は、積極的に細菌を取り入れることなのです。

 

体内に多種多様な細菌を持っているほど、免疫力は高くなります。

 

今、体内に有益な細菌が少なくなっています。

 

そうすると、免疫力が低下し、病気になりやすくなります。

 

また、体内にいる細菌の組成が変わり、免疫力の調整機能が低下しています。

 

免疫システムが暴走して働くことで、アレルギーが引き起こされます。

 

さて、コロナウィルスのワクチン接種が始まります。

 

ワクチンに対する考え方も人それぞれです。

 

状況や立場によっても違ってくることでしょう。

 

コロナウィルスに感染しても、発症する人、症状が出ない人、人それぞれです。

 

無症状の人は自然免疫が正常に機能しているからと考えられます。

 

ワクチンは人工的に免疫をつけることです。

 

自然に獲得する免疫とは次元の異なるものだということです。

 

後天免疫が出来上がるためにも、自然免疫の力を高めておくことが大切です。

 

そのためには住環境が大事なのです。

 

家づくりの基本から考えてみましょう!

ラジエントヒーター体験会

先週タカラスタンダードのショールームの一角をお借りして、
ラジエントヒーター体験会を行わせていただきました。
毎年お世話になっているMFGの江頭さんに今年も講師を務めてもらい、
ウィルス対策や組数制限など細心の注意を払い開催させていただき
ましたが、席も満席となり相変わらず人気のイベントとなりました。

午前の部はまだラジエントヒーターに馴染みのない新規の
お客様用の内容です。
今年も特大ハンバーグと大学芋に皆様舌鼓を打たれておりました。
細かな内容は省きますが、ラジエントヒーターの特性を知っていても、
よくこれで美味しいハンバーグや大学芋が作れるなと毎回
感心させられます。

午後からは現在ラジエントヒーターをご利用中のお客様用に
裏技レシピやメンテナンスをご案内。
今年はグラタンとパセリケーキでした。写真はパセリケーキです。

イベントでのお客様の声などはこちらからご覧ください。

構造見学会in三条

明日28日(日)に構造見学会を行います。

 

少し楽しみです。

 

構造見学会の趣旨は仕上ると隠れてしまう天井裏、壁内、床下等の住宅の中でも重要な部位や配線、配管などを確認して頂くことであります。

 

耐震構造や雪国新潟にフィットした断熱仕様だけでなく、リビングに壁掛けエアコン1台で室内が暖かい理由もお話させてください!

 

何故、この様な仕様でつくることが住まい手にとっていいことなのか?イニシャルコスト、ランニングコスト、機械耐久コストを実際のモノを見ながらご説明します。

 

是非、千癒の家の構造見学会にお越しください。

 

 

アレルギーは自然からの警鐘

日本人の5割以上がアレルギーです。

 

なぜ、アレルギーは急増したのか?

 

原因は現在の住宅!

 

・毎年繰り返す花粉症

 

・ぶり返すアトピー性皮膚炎

 

・発作を繰り返す気管支ぜんそく

 

なぜ、アレルギーは治療や薬などでも完治が難しいのでしょうか?

 

盲点だったのが、現在の住環境です。

 

不思議なことに、アレルギーと住宅との関係の体系的な研究はほとんど行われていません。

 

住宅にまつわるアレルギーの解明を進め、その情報を公表しなければ、アレルギーはますます増加していきます。

 

特に子供の疾患率が高いことは、家庭だけでなく、日本の財政や未来にとって大きな損害なのです。

 

私たち千癒の家では、来月より室内の温度や湿度だけでなく、アレルゲンやカビ菌及びハウスダストの原因になるPM2.5~10などを数値で測りデータとして、お客様にご提示を行います。

 

こんなことができるハウスメーカーは弊社だけだと自負しております。

 

乞うご期待!!

 

 

新潟市CoolChoice推進チーム

昨年から続いている新潟市主催の新潟市COOLCHOICE推進チームの会議です。

 

COOLCHOICE(クールチョイス)とは・・・

 

2015年、すべての国が参加する形で、2020年以降の温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」が採択され、世界共通の目標として、世界の平均気温上昇を2℃未満にする(さらに、1.5℃に抑える努力をする)こと、今世紀後半に温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることが打ち出されました。

 

パリ協定を踏まえ、我が国は、2030年度に温室効果ガスの排出を2013年度比で26%削減する目標を掲げています。この目標達成のためには、家庭・業務部門においては約4割という大幅削減が必要であり、政府は、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など地球温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す国民運動「COOL CHOICE」を推進しています。

 

新潟市も公募で選ばれた住宅関係事業者、太陽光発電関係事業者、メディア、学校などが参加して多いなるディスカッションを行っています。

 

高断熱性能の健康住宅が、住まいとして当たり前になる前段階のウォーミングアップでしたが、有意義な時間となっております。

 

まだまだこれからですが、積極的な参加をしたいと思います。

化学物質過敏症について

はじめに

 家は癒しの場です。そこには、安全で安心な暮らしの基盤があります。たとえ、学校で嫌な事があっても、仕事で疲れたとしても家に戻れば、心身ともに回復することができる。それが住まいのあるべき理想です。

 新築住宅を建てたり、リフォームすることは、これまでより快適に暮らせるようになりたいとだれもが願います。ただ、現実問題として、そうならないケースがあります。その代表的な事例が健康の問題です。新しい家に住み始めたのに、どうも体の調子がおかしい。これまでなかったアレルギーがでるようになったとか。これはシックハウス症候群と化学物質過敏症が主な原因にあります。住まいが人間の基本的な営みである衣食住と密接に関わっているがために、病気も伴ってついてきてしまいます。住まいと病気は切っても切り離せません。ただ、住まいについて誤った知識と無知によって生じる健康障害を未然に予防したいものです。あらかじめ建築医学ともいうべき知識をできる範囲でお伝えしていきます。

まず、今回は、化学物質過敏症についてお話しします。


化学物質過敏症とは

さまざまな種類の微量化学物質に反応して苦しむ病気を化学物質過敏症(Chemical Sensitivity=CS)と言います。

人間はこれまで26,000,000種以上の化学物質を開発し、水や空気、土壌汚染してきました。その上毎年、数千種類の化学物質が新たに開発されています。私たちの生活環境にも、生体組織に悪影響を与える様々な有害化学物質があふれ、生活環境や産業で使用される化学物質は約70,000種を超えています。殺虫剤やガーデニング用の除草剤、洗濯用の合成洗剤、ワックス、タバコ、衣類用防虫剤、消臭剤など、数え上げたらきりがありません。食べ物は残留農薬や食品添加物(着色料、香料など)で汚染され、水には環境ホルモンや塩素が混入し、空気には排気ガスから発生する一酸化炭素や窒素酸化物が含まれます。しかも私たちは、これらの科学的ストレスだけでなく、パソコンや携帯電話から発生する電磁波などの物理的ストレスや、職場や学校で受ける精神的ストレス、ウィルスや花粉などの生物的ストレスにさらされているのです。体には、ストレスを受けてもそのダメージを修復して正常な活動を維持しようとするホメオスタシス(生体恒常性維持機能)があります。ホメオスタシスは、免疫系、自律神経系、内分泌系と言う3つの柱から構成されていますが、何度もダメージを受けると、これらの機能も次第に弱って、やがて十分に働かなくなります。化学物質を始め、複合的なストレス汚染にさらされ続けた結果、ストレスの送料が許容量を超えてしまうと、微量の化学物質に反応するようになると考えられています。重症になると、仕事や家事が出来ない、学校へ行けないなど、通常の生活さえ営めなくなる、極めて深刻な環境病です。


増加する化学物質

化学物質過敏症は、何かの化学物質に大量に曝露されたり、または、微量だけれども繰り返し曝露された後に、発症するとされています。化学物質への感受性は個人差が大きいため、同じ環境にいても発症する人としない人がいます。

「わが国において工業用途として届け出られるものだけでも毎年300物質程度の新たな化学物質が市場に投入されています。化学物質の開発・普及は20世紀に入って急速に進んだものであることから、人類や生態系にとって、それらの化学物質に長期間暴露されるという状況は、歴史上、初めて生じているものです」(2003年版『環境白書』より)。

その一方で、「今日、市場に出回っている化学物質のなかで、量として75%に当たるものについて、基本的な毒性テストの結果すら公開されていない」(米国NGOの環境防衛基金1997)といった現状があります。

「便利な生活」のために、化学物質を開発、利用していくことが優先され、安全性の検証は後回しにされがちです。こうした背景のもと、「環境ホルモン」「化学物質過敏症」など、従来予想できなかった新たな問題が表面化してきたのです。


潜在患者が多い現状

 化学物質過敏症の発症者数について、京都大学大学院教授らは、成人を対象に行った調査から全国で約70万人と推計しています。子どもも含めれば100万人程度になりそうです。

しかし、多数の医師はこの病気に関心を持っておらず、診療できる医師は限られています。このため、「更年期障害」「精神疾患」など、別の疾患として診断されたり、「原因不明」として放置されている潜在患者が多数いるものとみられています。 実際、明らかな体調不良にもかかわらず、医師らに「異常なし」「気のせい」などと言われ続け、「CS」と診断されるまで、医療機関を何カ所も渡り歩いた経験を持つ方は、少なくありません。

このため、「お医者様が『異常なし』とおっしゃっているのだから」と、家族からも理解してもらえない発症者が少なくありません。発症者は症状だけでなく、孤独にも苦しめられているのです。

発症者の反応を引き起こす主な化学物質など

▼発症者の90%以上に症状が出るもの

・家庭用殺虫

・殺菌

・防虫剤類

▼発症者の80%以上に症状が出るもの

・香水などの化粧関連用品類

・衣料用洗剤類

・防臭

・消臭

・芳香剤類

・タバコの煙

・シャンプーなどボディーケア用品類

・灯油などの燃料類

・ペンなど筆記用具類

・印刷物類

ほか、発症者が反応するもの

新建材・塗料から放散される化学物質、排気ガス、電磁波、においが強い天然のものなど

(個人差あり)

室内空気汚染

人はそのほとんどを室内空間で過ごします。飲食物は1日2キログラム前後の摂取であります

が、空気は20キログラム前後摂取します。しかも飲食物は肝臓と言う解毒の関門を通過しますが、空気汚染化学物質は体内へ直行します。そこに空気汚染物質の怖さがあります。従来の建築と現代と建築の違いから、室内空気が汚染する原因として、新建築材からの群発性化学物質、建物の高気密性、大気汚染等が挙げられます。

化学物質過敏症(CS)の発症原因の半数以上が、この室内空気汚染です。室内空気汚染による健康影響は、「シックビル症候群」「シックハウス症候群」とも呼ばれています。自宅や職場、学校などの新築、改修、改装で使われる建材、塗料、接着剤から放散される、ホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(VOC)などが、室内空気を汚染するのです。建築物自体だけでなく、室内で使われる家具、殺虫剤、防虫剤や、喫煙なども室内汚染を引き起こし、CSの発症原因になります。室内、屋外を問わず盛んに使われている有機リン系農薬(殺虫剤)は、さまざまな毒性(神経作用、アレルギー悪化、視力低下など)が指摘されています。また、特に問題なのが、有人・無人ヘリコプターによる空中散布です。ガス化した農薬が、対象の田畑や森林だけでなく、周辺の住宅地などにも長期間留まり、有機リン中毒やCSなど、深刻な健康被害をもたらしています。さらに、農産物生産以外の目的で使われる農薬(シロアリ防除剤、庭・公園・街路樹の殺虫剤など)には、ごく一部を除いて規制がなく、発症原因となったり、発症者を苦しめています。

化学物質過敏症の原因

シックハウス 59%

農薬・殺虫剤 21%

有機溶剤 8%

その他 12%

患者221名(女性164名、男性57名)。6~62歳(平均42歳)。

北里研究所病院臨床環境医学センターによる

化学物質過敏症の主な症状

【目】かすみ/視力低下/物が二つに見える/目の前に光が走るように感じる/まぶしい/ちかちかする/乾き/涙が出やすい/ごろごろする/かゆみ/疲れ/目の前が暗く感じる

【鼻】鼻水/鼻詰まり/かゆみ/乾き/鼻の奥が重い/後鼻腔に何か流れる感じがする/鼻血

【耳】耳鳴り/痛み/耳のかゆみ/音が聞こえにくい/音に敏感になった/耳の中がぼうっとする感じがする/耳たぶが赤くなる/中耳炎/めまい

【口やのど】乾き/よだれが出る/口の中がただれる/食べ物の味が分かりにくい/金属のにおいがする/のどの痛み/のどが詰まる/ものが飲み込みにくい/声がかすれる/喉頭に浮腫ができる

【消化器】下痢や便秘/むかむかして吐き気がする/おなかが張る/おなかの圧迫感/おなかの痛みや痙攣/空腹感/胸焼け/げっぷやおならがよく出る/胃酸の分泌過多/小腸炎や大腸炎

【腎臓・泌尿器】トイレが近くなる/尿がうまく出ない/尿意を感じにくくなる/夜尿症/膀胱炎/腎臓障害/インポテンツ/性的な衝動の低下や過剰

【呼吸器・循環器】せきやくしゃみ/呼吸がしにくい/呼吸が短くなったり呼吸回数が多くなる/胸の痛み/息遣いが荒くなる/喘息/脈が速くなる/不整脈/血圧が変動しやすい/皮下出血/寒さに対して皮膚の血管が過敏になる/血管炎/にきびのような吹き出物が出やすい/むくみ

【皮膚】湿疹、蕁麻疹、赤い斑点が出やすい/かゆみ/引っ掻き傷ができやすい/汗の量が多い/皮膚が赤くなったり青白くなったりしやすい/光の刺激に対して過敏になる

【筋肉・関節】筋肉痛/肩や首がこる/関節痛/関節が腫れる

【産婦人科関連】のぼせたり、顔がほてったりする/汗が異常に多くなる/手足の冷え/おりものが増える/陰部のかゆみや痛み/生理不順/不妊症/生理が始まる前にいらいらしたり、頭痛、むくみなどがある/感染症にかかりやすくなる

【精神・神経】頭が痛くなったり、重くなったりする/手足のふるえや痙攣/うつ状態や躁状態/不眠/気分が動揺したり不安になったり精神的に不安定になる/記憶力や思考力の低下/食欲低下/いらだちやすく怒りっぽくなる

【その他】貧血を起こしやすくなる/甲状腺機能障害

患者の苦痛

 化学物質過敏症の特徴の一つに、アレルギーなどと比べても、はるかに少ない量の化学物質に反応することがあります。ホルムアルデヒドの室内空気濃度指針値は0.08ppmですが、それより低い濃度で反応する発症者の方もいます。

重症の方は、身の回りの多種類の微量化学物質に反応するため、起きている間じゅう、絶え間なく苦しみます(発症者によっては寝ている間でさえ、不眠や悪夢で苦しめられます)。着られる服がない、使える生活用品がない、食べられるものを探すのも一苦労(農薬や添加物が使われたものは食べられません)。そして何よりつらいのは、自分のこの体を安心して置ける場所がないことです。

化学物質過敏症とシックハウス症候群

 シックハウス症候群は室内空気汚染を原因とする症状であると言う事は前述した通りですが、その建物に住み続けることによってアレルギー疾患が生じたり、化学物質過敏性になることから、アレルギー疾患、化学物質過敏症とシックハウス症候群の3者の発症や症状は重複するところが多いといえます。

かつて「シックハウス症候群」が多発して社会問題化したことから、厚生労働省は、室内空気の化学物質濃度に指針値を設けました。国立病院機構の一部の病院では、シックハウス症候群を診断できる態勢が整備されつつあります。2003年7月には改正建築基準法が施行され、カルテや診療報酬明細書(レセプト)に記載するための病名リストに、2009年10月1日から化学物質過敏症を登録しました。

 このことによって、これまで「シックハウス症候群」「自律神経失調症」「うつ病」など、他の病名で治療を受けたり、申請をせざるを得なかった障害年金においても、「化学物質過敏症」という正しい病名による認定が増加し、わずかではありますが生活保障されるケースが報告されています。しかしながら、 根本的な脱化学物質、脱電磁波など、目に見えない環境汚染物質の発生や使用に対する幅広い規制、対策は、ほぼ無策と言っても過言ではありません。

 また、厚生労働省は、シックハウス症候群など体調不良を引き起こすおそれのある化学物質についてを、新たに追加しました。新たに指針値が設定されるのは、水性塗料の溶剤に使われている「テキサノール」や、接着剤や塗料に含まれる「2-エチル-1-ヘキサノール」など。テキサノールは、既に指針値のあるフタル酸エステル類の代わりに広く使われています。2-エチル-1-ヘキサノールはオフィスなどのビニール製の床材から放散され、問題になることが多いとされます。

 

新過敏症 香水、柔軟剤のニオイ

 最近、新たに発症してある過敏症があります。公害になぞらえて「香害」。香水などの香りが「不快」を超え、健康被害を訴える声が増えています。具体的には、衣類の柔軟剤や香水、香りが強い商品です。洗濯物の香りで息ができない、吐き気がする、体臭対策で香水をつけたはいいが、香りが強すぎると周囲に不快感を与えていますが、当の本人は“良い香り”だと思っているから指摘するのも難しい。柔軟剤のテレビCMなどでも、花の香りを振りまくことで、周りの人たちが笑顔になるような演出をしているため、その香りが不快感を与えているとは想像しにくいのかもしれません。それが香りの好みではなく、健康に関わる問題となっています。

 芳香性がブームになったこともあり、柔軟剤は本来、生地の質感を柔らかく保つための仕上

げ剤。国民生活センターによると、以前は微香タイプが主流でした。ところが、10年ほど前に香りの強い海外製品がブームになったのをきっかけに、芳香性を強調した製品が増加。その頃から、柔軟剤による体の不調を訴える人が増え、過敏症の人たちが悲鳴をあげています。各メーカーは、対策としてテレビCMなどで「香りの感じ方には個人差があります。周囲の方にもご配慮のうえお使いください」などと表示。製品やホームページに、香りの強さを表記されています。

子どもが危ない 子どもと化学物質過敏症

「シックスクール」という言葉が聞かれるようになりました。子どもにとって安全であるべき学校の環境が原因で、子どもや教職員が化学物質過敏症などを発症したり、または、すでに化学物質過敏症やアトピー、アレルギーになっている子どもや教職員の症状が悪化するケースです。

 化学物質過敏症を発症している子どもや教職員の多くは、床に塗るワックスや教材から揮発する化学物質、教職員のたばこや香水、校庭の樹木へ散布される殺虫剤などに反応して、症状が出てしまいます。

 また、校舎の新築や改修による集団的な健康被害の発生例も報道されています。

 学校側が協力して、教室の換気を励行したり、教職員がたばこや化粧を控えるなどの対応を取れば、化学物質過敏症の子どもでも通学できる場合があります。しかし、化学物質の問題について知識がない関係者がまだ多いため、子どもや親からの訴えがなかなか理解されないケースも目立ちます。

 また、学校側が協力しても学校に通えないほどの重症の子どもの場合は、養護学校からの訪問教育などで対応するよう、文部科学省は指導しています。しかし、「人員が足りない」などの理由で、実施されないこともあります。

 シックスクールは、一部の「過敏な子」だけの問題ではありません。化学物質過敏症の典型的な症状の一つに、集中力・思考力が欠けて落ち着きがなくなる、感情を制御しづらくなり怒りやすくなる、というものがあります。化学物質に曝露されると「キレる」子どもが(大人も)現実にいます。一見すると元気で活発な子どもが、実は病気のせいで“多動”になっていた、という例も報告されています。

今日、落ち着きのない子ども、感情を制御できない子どもが、いかに多いかということは、皆さんもご承知の通りです。

親も教職員も、そして子ども本人も気付かないうちに、化学物質の影響を受け、「多動児」「問題児」扱いされている子どもたちも、きっといるのではないかと思われます。化学物質過敏症の子どもたちが通えるような学校にすることは、他のすべての子どもたちの健康を守ることにもなるのです。

「健常者」も危険

 化学物質過敏症を発症していない人が、化学物質過敏症を発症しないために、化学物質にできるだけ曝露されないよう、より安全な生活習慣を心がけるようにしてください。化学物質過敏症は多くの場合、特別なものによって発症するのではありません。「危険」だとして禁止される化学物質は、禁止される直前まで普通に使用されているのです。あまり神経質になる必要はありませんが、化学物質の安全性・危険性については完全には解明されていないこと、また、単一の化学物質は安全でも、身の回りには数百種類かそれ以上の化学物質が常に存在し、その複合影響があり得ることにご留意ください。

【具体的な予防策】

・室内空気を汚さない(換気の励行。噴霧式・スプレー式殺虫剤、芳香剤、消臭剤は使用しない。蚊取り線香は使用しないか短時間に限って使用。衣類防虫剤は使用しないか密閉容器中で使用。あらゆるスプレー類は使用しないか戸外で使用)

・食品は安さだけでなく安全性にも注意を

・合成洗剤はやめて石けんに

・住宅の新築・改修・改装は特に注意

・「あれば便利」程度で、なくても良いものは使わない

・家庭だけでなく、職場、学校・幼稚園などでも同様に

・適度な運動で汗をかいて

まとめ

 昨今、環境問題がさかんに問われています。

プラスチック製袋の削減や省エネ法改正、脱炭素社会など次々に施策が行われてきています。私たち人間は、利便性を求めてすぎて、その代償として、温暖化や気象の激甚化が起こり、人間の本来もつ生命力が弱ってきているように思います。そしてコロナウィルス。これ以上、暴走していけないという自然からの警告なのかもしれません。そんな時代に、私たちは生き延びてゆかなければなりなません。人間が作り出した化学物質に苦しめられている人たちを理解し、そしてこれから苦しめられるかもしれないという現実を踏まえて、今後、高度に発達した便利な暮らしのなかで、ある時、ふいに自身の健康が損なうリスクが生じることを十分に考慮しつつ、社会を歩んでいくことになることでしょう。

統計データ及び事例、さらに発症者の相談、支援については、弊社も正会員である化学物質過敏症支援センターのHPをご参照ください。

雪下ろし

去年の年末からほんの今まで降り続いた雪のせいで自宅周辺の屋根にはおよそ1.3m程の雪がつもり古い作りの小屋の屋根は垂木が雪の重みで変形しつつありました。

3,4年前の大雪の際初めて雪下ろしを経験して以来人生2回目の雪下ろしです。

やってみて感じるのは雪国は雪の処理場所を確保しておくと楽だなーと言うこと。

雨どいは雪下ろしの時邪魔な事

軒先から降ろすのは腰にくること。

運動不足で体力が落ちていること。

色々な事を学びました。

大変な思いをしてもただでは起きません。

何か得ることがあるはず。

感じることがあるはず。

そう思って生きています。生きていきます。

学びは尽きません。

室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる

「室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる」の著書で、健康寿命がのびる家づくりが具体的に載っております。

 

一般新書で書店に並ぶことで、私たちの造っている健康住宅が認めてもらえたようで、とてもうれしく思います。

 

ご興味ある方は、一読してみてください。

 

 

「冬の室内温度は18度以上に」

 

WHO(世界保健機関)が健康の観点から、このように勧告していることをご存知でしょうか?

 

実はあなたの「健康」は、住環境に大きく影響を受けています。

 

実際、「室内を2度上げると健康寿命が4歳のびる」という研究結果があるのです。

 

最新のエビデンスをもとに「健康を守る家」「健康寿命をのばす家」について考えています。

 

運動や食事だけでは実現できない、新しい健康のあり方を提案します。

 

日本人の3人に1人がアレルギー

実に「日本人の3人に1人」4200万人以上がアレルギーに悩んでいます。(厚生省「アレルギー疾患の疫学に関する研究」1992~1996年。)

 

全体でみると、何らかのアレルギー疾患を持っている人は乳幼児 28.3%、小中学生32.6%、成人 30.6%にのぼります。

 

少し統計が古いので、2020年現在はもっと多いと予想されます。

 

東京都衛生局によると「3歳までに何らかのアレルギーの症状が有り、かつ診断されている児は約4割」(平成26年のアレルギーに関する3歳児全都実態調査)。

 

文部科学省調査では、アトピー性皮膚炎の児童生徒約70万人。ぜんそくは約73万人。アレルギー性鼻炎は約118万人(全体の約10%) です。

 

特に乳幼児から児童のアレルギー疾患が増加しています。

 

これは異常が日常化した姿と言っても過言ではありません。

 

年代別に有病率を調べると、若い世代の人が陽性率が圧倒的に高いです。

 

こうして結果は海外で行われた調査でもよく似た結果が得られました。

 

世代のなかで変化は、経済の発展で生活の質が変化したことと、幼児期に農家で育ち、家畜に囲まれ過ごした人よりも都会育ちの人のほうがアレルギー疾患にかかる割合が高いといわれます。

 

それらの事実を増えると、都市生活が広がり、衛生環境が改善されていったことがアレルギー増加の原因と考えられます。

 

清潔な暮らしをすることで平均寿命は伸び、感染症などは減りましたが、その分、アレルギーが増えていったといえます。

省エネ法改正

来年から建築物省エネ法と言う法律が全面施行されます。

建築物省エネ法とは2030年の温室効果ガスの削減目標に向けて建築分野の目標を達成するべくできた法律で、

大規模中規模の建築物ではもう始まっている法律ですが、住宅分野ではまだ法としては施行されていませんでした。

その法律が来年から施行されます。

気になるその内容は

『建築主(施主様)へ建てる家がどの程度の省エネ性があるのか説明しなさい』

と言うものです。

省エネ性の説明って言われてもどーゆーこと?って思われるかもしれませんが

省エネ性=燃費です。

自動車業界で買う車の燃費を知らされずに購入することはありませんよね?

でも住宅業界は今まで燃費を伝える必要がなかったのです。

それを説明しなさいというのが省エネ法の内容です。

千癒の家はしっかりとした性能が保証されているので問題ありませんが、

住宅業界にはまだまだ省エネ性の理解が乏しい企業も多く国でそのレベルの底上げを図っている状況です。

上の写真も国で開催するオンライン講義のテキストや解説書です。

提供される家がすべて高性能に近づいて行くことは良いことなのでどんどん底上げして日本の住宅環境を良くしていきたいですね!