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笑顔が増える整理収納のおはなし

モノにも『消費期限』があるとしたら・・・?

2020年9月15日( 火)

先日、先整理収納アドバイザー2級認定講師の研修に行ってまいりました。

片づけのイロハを初めて学ぶ方と触れさせて頂き、良い時間を過ごさせて頂きました。

学び終わった方は、感動でいっぱい!

整理収納の理論の持つパワーのすごさを改めて実感しました。

実は、片づけの悩みの大部分は、整理収納の理論で解決してしまいます。

 

 

 

そんな【スゴイ整理収納の理論】。

ちょっとお話しますと、

整理収納アドバイザーは、食べ物に消費期限があるように

モノにも【消費期限がある】と考えます。

 

 

 

成長・ライフステージの変化、価値観の変化と共に、

持ち物はどんどん変わり、そして増えていきます。

しかし、持ち物が増えても私たちに与えられる時間は1日24時間、増えません。

新しいモノを使い始めると、古いモノは使う時間がなくなってしまうのです。

そして、存在をだんだん忘れ、持っている【だけ】のモノに変わってしまうのです。

 

 

 

そこで【モノの消費期限】の出番です。

目安は『1年以内に使ったか?今後1年間に使う予定があるか?』です。

これはあくまで目安なので、前後してもいいと思います。

長い場合は2年・3年でもいいと思いますが、モノをため込みがちな人はまずは1年を意識するのがおススメですよ。

 

 

 

自分の持ち物は割と管理しやすいのですが、

ちょっと注意したいのは、【もらいもの】です。

 

 

例えば、何かの記念で『タオル』をもらったとします。

今使っているタオルで量は足りているし、困っていない。

今は必要ない。

でもせっかくもらったし、とりあえず、このまま使わずとっておこう・・・

こんなケースありませんか?

 

 

 

その場合は・・・

1年後の【消費期限】を書いて収納します。

①箱(紙袋でもOK)を用意し、タオルを入れます

②メモやシールで『〇年〇月〇日見直し タオル』と書き、箱に貼ります

③普段もある程度見えるところに収納します

※見えないところに収納すると存在を忘れます!※

④消費期限がきたら、そのタオルをどうするか?決めます

A)今まで使っていたタオルの中で傷んできたものを手放し、新しいタオルを使う

B)人にもらってもらう ※メルカリなどで売るのも良いですね

 

AかB、つまり自分が使うか?人に使ってもらうか?を決めるのです。

 

 

 

この消費期限がないとどうなるか?

ほんの一例をお話すると、遺品整理でお伺いしたお宅で

約200枚の未使用タオルに出会ったことがありました。

箱に入った状態のよいモノは買取できますが、

9割は処分、つまりゴミとして捨てられました。

 

 

 

 

食品は食べずに賞味期限が過ぎてしまうと、ゴミとして捨てます。

モノも同じ。

使わずに消費期限を過ぎてしまうと、やがてゴミとして捨てることになるのです。

 

 

 

わたしは昨日、賞味期限切れで納豆1パックを廃棄してしまいました・・・!反省。

わたしもまだまだですが、

買ったモノでも、頂きモノでも

自分の手元にきたら責任をもって【消費期限】をつけ、

モノといい付き合い方をしていきたいですよね。

 

Profile
収納アドバイザー
横山 恵美
(よこやま えみ)
Message

住環境は思考、行動の基盤となり、健やかに暮らすための重要な鍵だと思っております。住宅が建てて終わりでなく、掃除や点検が必要なように、整理収納も【一度整えて終わり】ではなく、ライフステージが変わり、価値観が変われば、合う収納も変わっていきます。【生きている限り付き合うもの】です。家事をラクにして、自由な時間を増やす。家族一人一人が自分のことは自分でできるようになる。そんな環境を整えることで自分と家族の笑顔が増え、心身ともに健やかに過ごせるのではないかと思っています。住んでいる実感と、整理収納からみなさまのおうちづくりをサポートします。