日本の伝統的な建物は、柱だけで支えられている建物がほとんどです。
それだからこそ、広縁越しに日本庭園を眺める庭屋が実現できたのです。
でも決して地震対策を怠っていたわけではありません。
ただ、現代のように筋交や壁で支えるという考え方ではなかっただけです。
古い建物をよく見ると、天井は高いのに柱の間の鴨居は低くなっています。
柱が倒れないように、下壁を大きくして、これを耐震壁としていた工夫が見れます。
また、柱と柱の間に貫という材を入れて、地震対策もしていました。
貫を固めるために使っている楔を再度打ち込んで締められるようにしているのが、耐震補強が容易にできる古人の知恵なのです。
家というのは、長い年月をかけて使います。
その間にも、何度かの地震を経験するものです。
経年劣化すると耐震性も劣化していきます。
耐震補強といえば、国土交通省の試算による新しい耐震の基準に対して不適合になっている既存住宅は1000万戸近くあるとのこと。
不適格の建物は、耐震補強をしなければ住む家族の命も脅かします。
新築では当たり前に確保している耐震性能や温熱性能ですが、今お住まいの既存住宅や中古住宅も何かしら考えなくてはならない時代になってきたと感じています。
千癒の家(株)わいけい住宅代表の中山です。 家は人生で一番長く家族といる空間です。
ご家庭の暮らしがあり、そして上質でより豊かな『暮らしを楽しむ』家には本物の住宅環境がなくてはなりません。個性ある暮らし方にマッチした健康快適環境設計をすることでご家族皆様が『暮らしを楽しみ実用的な快適な』家が実現するのです。プロの設計と匠の技で、手間ひまを惜しまずお客さまにお届けします。
新潟で健康住宅No,1になるために、日々勉強しお客様に還元できるように努力しています。