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中山修のブログ

愛工房の杉

2015年2月18日( 水)

世界遺産に登録された富士山は日本の山ですが、実は日本の杉も

杉の学名を「クリプトメリア・ジャポニカ」といい、“隠された日本の財産”を意味します。

この杉材を乾燥させるとき人工乾燥は、乾燥温度60度から120度などの高温乾燥が常識ですが、

ゼロ宣言の家で使っているこの下地材「愛工房の杉」は45℃の温度で木材を乾燥させます。

死んでいる木と生きている木の違いをご存知でしょうか。

高温乾燥は、無理矢理高温で水分を吐き出させるため、水分だけでなく、

木の持っている酵素や油 分なども一緒に出してしまいます。

釜の壁は鉄、床は木から出た養分がヘドロのようなにたまるので、

高圧洗浄で洗えるように、コンクリートで出来ているのが一般的です。

一方、低温乾燥は、水分だけを出すので、壁も床も木で出来ています。

高温乾燥の木は、パサパサ、要するに、木は死にます。

一方、低温乾燥の木は、生きたまま、水分のみを出すので、油分たっぷりでしっとりしています。

これが死んでいる木と生きている木の違いです。

「人間も木も同じ生き物だから、人間が気持ちよく汗がかければ、木も気持ちよいはず」

というのが 愛工房の開発の原点。

建物の寿命を決めるのは、このような完成してからでは見えなくなってしまう下地材だと思います。

構造用合板を使えば施工が簡単で手っ取り早いのですが、吸放湿性に優れ長持ちする材料を、

と考えたら無垢材しかないと思います。

床にしても屋根にしても過酷な環境に耐えなければなりません。

我々は長く、愛着を持って住んでいただきたいから手間を惜しまず無垢の板を下地に使います。

私たちはそれを価値だと考えています。

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代表取締役
中山 修
(なかやま おさむ)
代表取締役 中山 修
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千癒の家(株)わいけい住宅代表の中山です。 家は人生で一番長く家族といる空間です。
ご家庭の暮らしがあり、そして上質でより豊かな『暮らしを楽しむ』家には本物の住宅環境がなくてはなりません。個性ある暮らし方にマッチした健康快適環境設計をすることでご家族皆様が『暮らしを楽しみ実用的な快適な』家が実現するのです。プロの設計と匠の技で、手間ひまを惜しまずお客さまにお届けします。

新潟で健康住宅No,1になるために、日々勉強しお客様に還元できるように努力しています。