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中山修のブログ

グラスウール品薄

2013年10月29日( 火)

先日、建材屋さんから「グラスウールが品薄になっていますので、

使う予定のあるところは早めに予約してください。」と連絡がありました。

私たちの家づくりではグラスウールを使っていませんので、全然関係ありませんが、

日本の住宅の断熱材シェアNO,1グラスウールは健在っていうことです。

シェア率が約70%とも80%とも言われているこの材料。

よく新築現場で大工さんがせっせと壁の中に入れているあの断熱材です。

グラスウールは主成分はガラスです。

作業するとわかるのですが、結構チクチクしてまして、誤って吸引すると

肺にずっと残る代物です。

そしてガラスなので湿気を吸いません、なので調湿効果は皆無と言われています。

室内は湿気が高いので断熱材に調湿効果がないと、壁の中はジメジメしカビを生み、

ダニを増大させます。これが家の寿命を短命にしている一旦でもありますし、

シックハウスなどのアレルギーの原因の一つにもなっています。

また断熱材としては、25年で断熱性能がほぼゼロになります。

25年で断熱効果がゼロって凄くないですか?

ほっておくと家の中が外気温と同じになるということです。

古い家が寒いのはこのことが証明しています。

その分グラスウールは値段が激安です。一枚100円ぐらいでしょうか?

またグラスウールの仲間で、ロックウールがあります。

これを使っているところはあまりないとは思いますが、ホームセンターでは

普通に売られていますが、非常に危険度が高い断熱材です。

俗に言われるアスベスト系石綿断熱材です。

ヨーロッパやアメリカの一部の州では使用禁止になっています。

家づくりをするときに、断熱材は何を使っているか、なんて気にしない方が大半です。

しかし35年ローンを組んで25年で断熱性がなくなる材料が目に見えない壁の中

に使われています。これが日本の住宅業界の真実です。

現在あちこちで新築建築ラッシュです。また同じことが繰り返しです。

さすがに憂いております。

 

 

 

 

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中山 修
(なかやま おさむ)
代表取締役 中山 修
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