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中山修のブログ

身体に入る化学物質

2019年4月17日( 水)

身体に入る化学物質についての経路としては三つあります。

食べ物 飲み物から入る「経口」、皮膚から入る「経皮」、空気から入る「吸引」です。

その中で最も人間の身体に化学物質が入るのは、食べ物 飲み物による「経口」と思われがちですが、実は圧倒的に多くの化学物質を取り込んでいるのは「吸引」で、その割合は経皮が2% 経口が10% 吸引が88%と言われています。

驚くべき事に吸引が約九割を占めていて、さらに付け加えると 吸引のなかの約90%が住宅を含む建築物の室内空気によるものです。

したがって、皆さんの身体の中に入る化学物質の約80%は 皆さんの学校や会社、住宅などの空気からになるわけです。

ところが残念なことに建築の室内空気環境を厳しく規制する法律は日本に存在しません。発ガン性物質を含むホルムアルデヒトも使用している現状があります。

ホルムアルデヒドをゼロにする法律もなく、住宅や お店に使われている新建材には100%入っています。

さらに深刻なのはホルムアルデヒド以外は規制されていないので、かなり危険な化学物質が平気で使用されています。

私達は莫大な空気を吸っています。その量は1日約11520リットル、24時間 365日死ぬまで吸い続けます。

一回の呼吸では微量であったとしても1年10年と蓄積すれば信じられない量になるわけです。

飲み水のように悪いとわかれば飲むのを止めることができます 食べるものも同じです。

ところが空気は吸うのをやめるわけにわいきませんし、住宅に至っては簡単に引っ越したり建て替えたりすることはできません。

シックハウス症候群、スクールシック症候群等の深刻な問題が既に発生している建築用建材の化学物質の規制や、室内空気の汚染濃度の基準値を法令化して欲しいと切に願います。

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中山 修
(なかやま おさむ)
代表取締役 中山 修
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千癒の家(株)わいけい住宅代表の中山です。 家は人生で一番長く家族といる空間です。
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