私は二十歳そこそこの頃、建築家が作る住宅一番好きでした。
デザインが斬新で
コンセプトも明確で
住宅というよりはアートの世界で
こんな家に住んでたらすごく楽しいんだろうなーとおもっていました。
見てるだけでもワクワクします。
あれから約10年・・・。
環境は変わり、自分も結婚して子供もいます。
久しぶりに建築家の住宅を見る機会があり見てきました。
でも今まで感じていたワクワク感、感動は薄れていました。
確かに斬新でコンセプトも明確で納まりもきれいです。
でも、
生活がイメージできないんです。
この家に住む家族がどんな暮らしを送るのか、
本当に楽しく生活できるのか、疑問でした。
これが店舗なら感動するくらいすばらしい建物だと思うんです。
でも住宅です。
小さい子供、妊婦さん、お年寄り、みんなが『生活』する場所です。
かっこいいとかカワイイは当然大切だと思いますがそれだけではダメだと私は思うんです。
やっぱり建てる人がその家で楽しく生活できるイメージが必要です。
この考えは自分に家族ができたから生まれました。
生活を提案する仕事をしている以上何事も経験するべきだなと感じました。
昭和58年、新潟県阿賀野市(旧安田町)生まれです。
新潟の設計事務所勤務を経て、大きな建物より温かい気持ちの詰まった住宅に特化したいと思いわいけい住宅に入社しました。
学生時代東京都の設計事務所で勉強のために働いていた以外はずっと新潟と一緒に生きてきた生粋の新潟人です。
現在はわいけい住宅で建てた家に家族4人で暮らしています。
他県より気候に特徴がある新潟は雪や雨の苦労を熟知した家づくりが必要と思います。
新潟人特有の内向的な部分はありますが大切な事はしっかり伝え良いものを造っていきます。