Blog ブログ

限りなく現場に近い 設計ブログ

住宅の良さ

2013年12月17日( 火)

私は二十歳そこそこの頃、建築家が作る住宅一番好きでした。

デザインが斬新で

コンセプトも明確で

住宅というよりはアートの世界で

こんな家に住んでたらすごく楽しいんだろうなーとおもっていました。

見てるだけでもワクワクします。

 

あれから約10年・・・。

 

環境は変わり、自分も結婚して子供もいます。

久しぶりに建築家の住宅を見る機会があり見てきました。

でも今まで感じていたワクワク感、感動は薄れていました。

確かに斬新でコンセプトも明確で納まりもきれいです。

でも、

生活がイメージできないんです。

この家に住む家族がどんな暮らしを送るのか、

本当に楽しく生活できるのか、疑問でした。

これが店舗なら感動するくらいすばらしい建物だと思うんです。

でも住宅です。

小さい子供、妊婦さん、お年寄り、みんなが『生活』する場所です。

かっこいいとかカワイイは当然大切だと思いますがそれだけではダメだと私は思うんです。

やっぱり建てる人がその家で楽しく生活できるイメージが必要です。

 

この考えは自分に家族ができたから生まれました。

生活を提案する仕事をしている以上何事も経験するべきだなと感じました。